皆さんは、肉体労働をした事がありますか?
はい、私はあります。(笑)
大学時代に、急遽人が不足して力仕事ではないから、女でもできるので、オヤジの会社を手伝って欲しいと男友達に頼まれて、電気配管の仕事をしたのです。
本当に力は不要で、降りてきた電気コードを管に通して、階下へ流すという新築マンション工事現場のお仕事でした。
当時は、それで日当が1万5千円でした。
さて、オーストラリアでは、肉体労働者がめちゅくちゃ稼いでいるという事を知っていますか?
肉体労働で年収1千万円相当以上を稼いでいる人がゴロゴロいます。
ある意味、平等な社会ですね。
勉強が出来なくても、体が丈夫で勤勉ならば、結構な額を稼ぐ事ができるのです。
オーストラリアは肉体労働者天国?体力に自信がある人は稼げるよ!
これは、実話ですが、面白いケースを紹介しますね。
我が家で、リノベーションをした際に、タイル職人を雇いました。
彼は、30歳中ごろで、大学の法学部を卒業し、以前は法律事務所で働いていたそうです。
しかし、かなり上のポジションにならないと思ったよりも稼げないという事に気が付きました。
それならばという事で、父親がタイル職人だったので、見習いになり、独り立ちしたのでした。
なぜならば、日給換算すると大体500-1,000ドルの稼ぎになり、しかも自分の好きな時に休む事ができるからです。
ぶっちゃけ、この国では下手な大卒よりも職人の方が稼げたりもするんですよ。
大卒で、医師などの高度な専門職だったら別ですけどね。
まあ、職人さんは、休んだ日はお金が稼げませんし、有給などがないですけどね。
そして、こちらでは、子供のスクールホリデーが年間で3か月ありますが、その休みに合わせて3か月働かないといいう職人さんもいます。
ですから、ガンガンに稼ぎたい人は、毎日働けば年収1千万円相当以上稼げますし、そんなにいらないという人は、週に2,3日しか働かない人もいるのです。
この辺の働き方は、日本でも取り入れて欲しいですね。
こちらでは、学校の先生もパートタイムで、週に2日しか働かない人もいますし。
それにしても日給で500ドルっていいと思いませんか?
まあ、個人で仕事を請け負っている職人と、その下請けの職人とで違うのですが。
(ある年配のタイル職人が嘆いていました。近ごろの若者は直ぐに辞めてしまうと。
そのすぐ辞めてしまう若者への日給が500ドルだったのです。)
ただ、見た目よりもかなりの重労働ではあるみたいですけどね。
重いタイルを運び、かがみながら仕事をしますので。
他にも、我が家でリノベーションをした際に、色んな職人さんを見てきましたが、どなたも稼ぎは悪くなかったですね。
例えば、プラマーと呼ばれる配管工ですが、彼らは時給80ドル位稼ぎます。
(電気工事士も同じ位ですね)
呼び出すだけで80ドル請求されます。
10分前後で終わるなら、その呼び出し代だけで済みますが、後は実際に仕事した時間プラス材料費ですね。
我が家がよく使う配管工の方ですが、若い衆を4人雇っていて、恐らく12時間労働しています。
しかし、年収は2千万相当稼いでいるみたいですよ。
彼は、連絡がしっかりしているので人気があるのです。
例えば、1時間以上遅れるとか、その日は緊急の仕事が入りいけなくなったとか。
はあ?
連絡するのなんか、常識じゃん!
って、思いますよね? 日本ならね。
ところがどっこい、オーストラリアでは、そういう連絡を入れない人も多いのですよ!
。。。。。。。。絶句
そうです。
日本人がこの国に来て、日本で求められる常識的な仕事をしているだけで、恐らく成功できるでしょう。
(勿論、英語がある程度のレベルまでないと話になりませんけどね。)
きちんとしている人だと評判になれるでしょう。
その位、きちんとしている職人が少ないって事なので、きちんとしている職人は、口コミで大人気なんですよ!
あのですね。
特に、見積もりをきちんと提出できる職人さんが少ないのです。
我が家はドライブウェイと塀を新しくしようと思い、今までに6人の方に見積もりを依頼しました。
その6人のうちに、きちんとした見積もりを提出してきたのは、たったの2人です。
後の方は、材料費はいくらだとか、1平方メートル当たりいくらだとか。
いや、そういう話はいいから、諸経費込の全てコミコミの見積書をくれって話なんですよ。
ところが、それが、出来ないんです。
しかも、皆さん、無料で見積もりを作成する為に、我が家に足を運び、測量しているのにですよ。
もう、意味不明です。
で、その2人の内の1人に、お願いしようとして言われたのが、
ああ、今忙しいから、やるなら3か月以上先だね。
その間に、大きい仕事が入れば、そっちを先にやるから、そしたら6か月後かなあ。
。。。。。。。。。。。。
はいはい。大きな仕事は重要ですよね!
じゃあさ、それ先に言ってよ。
人が乗り気になって、依頼しようと思って電話かけてそれってなくね?
という事で、依頼する気が失せたのです。
もう一人の方も、今は忙しいみたいなんですよね。
まあ、良い仕事をしていれば、口コミで評判が広がって、仕事が追いつかない程あるみたいですyo。
肉体労働者は、モテる?
はい、モテますね。
体が鍛えられていますし、お金も稼ぎますからね。
最近ではタトゥーが常識みたいな感じで、皆さんタトゥー入れまくりですね。
それで、若い女の子は、そのタトゥーがセクシーに感じるみたいで。
まあ、女の子もタトゥー入れてる子が多いですね。
日本では、考えられないかもしれませんが、知人の夫婦は、奥さんが弁護士で、旦那が配管工です。
弁護士の奥さんよりも配管工の旦那の方が稼いでいるようですよ。
(勿論、やり手でめちゃくちゃ稼ぐ弁護士は別ですよ)
あと肉体労働でも、割と時給が安めだなってのが、ドライバーですね。
しかし、超大型トラックを運転できて、僻地の鉱業採掘地で働けば、かなり稼げます。
余裕で1千万越えですね。
ペンキ職人も、ちょっと安めですかね。
前述していた配管工や電気技師やタイル職人などは、何年かの見習い期間を経験しないといけないのです。
そして見習い期間中は、給与は安いです。
ですから、ある一定の技術が求められる職人さんが給与が高くなるのは納得かなと。
日本でも、肉体労働者の方がもっと稼げるようになると、モテる男の基準が変わってきそうですよね。
これ、個人的にはどうなるのか見て見たい(笑)
日本は特に、大企業に勤めているだとか、高学歴だとかの肩書がモテますからね。
とくにお見合いパーティーなどでは。
あ、でも近頃は安定志向で、自衛隊の方や消防隊員の方は、肉体系でも公務員って事で、お見合いパーティーなどでも人気みたいですよね!