私は、現在、オーストラリア在住ですが、様々な国に旅行に行きました。
海外旅行に行くとわかりますが、超一流ホテルや一流の店でもない限り、日本のようなサービスや接客はまず期待できません。
後述しますが、新車のベンツを約1千万円で購入する時も、対応ボロクソでした(爆)
しかも、オージー夫に対してなので、これは観光客に対してではなく、現地人に対してもなのです。
勿論、素晴らしい対応をしてくれる店員さんもたまにいます。
しかし、これを常に期待してはいけないという事です。
なぜなら、期待すると、ストレスが溜まるから(笑)
対応がボロクソだと思っていれば、少し良い対応されただけでもハッピーになれるのです!
よく日本人は、店員の態度が悪くて、人種差別されたと感じる方も多いですが、それは違います。
だって、そういう方は、誰に対しても常に態度が悪いのです。
あなたが日本人だから、アジア人だからではなく、誰に対してもそうなのです。
と言っておきながら、あからさまな人種差別の人も中にはいますけどね。
しかし、それは少数ですよ。(と、思いたい)
ただ、ここで断っておきたいのは、あなたの英語が通じなくて嫌な顔されるのと、現地の英語ネイティブのアジア人が差別されるのとは、少し違います。
英語がネイティブなのに、アジア人という理由で差別するなら、それは完全な人種差別です。
しかし、英語が下手なら、(特に発音は難しいですよね)まあ、しょうがないのですよ。
日本でだって、日本語が通じないアジア人のお客様がきたら、ちょっと迷惑な顔しますよね?
しかし、それが超カッコいい白人だったらどうでしょう?
アジアの方より、あなたの態度が良くなるのではないでしょうか?
これこそ、人種差別なのですよ。
(あっ。でも超カッコいいアジア人だったら、態度が良くなるよ!って方は、人種差別ではなく、外見差別か?)
海外の店員は接客態度が悪い?オージーは、いい加減なのが当たり前?
日本人にとっては、考えられない非常識な事も、ここ、オーストラリアでは当たり前!
実は、日本人は礼儀正しくない?
一般的な日本人にとっては、え~~っ!と驚くような日常のやり取りを紹介します。
(注:全て実話ですが、全てのオージーがこうではありません。)
まず、知っておかなければならないのは、お客様は神様ではないという事です。
殆どの場面で、従業員の方が立場が上・・・。
そして、Thank youを言うのは、従業員ではなく、客の方です(笑)
特にスーパーのレジなどでは、キャッシャーに嫌な態度を取られないように笑顔を振りまきましょう(笑)
そうでないと、不機嫌な顔で、ため息をつかれながら会計される事もあります。
客が先に笑顔で、Hi, how are you? と言えば、あちらも気持ち良く対応してくれます。
なんで客が店員に気を使わなきゃいけないんだよ~・・・。
と思うのも判りますが、これが一般的なので、頑張って慣れましょう。
豪に入れば、豪に従え・・・(郷に入れば、郷に従え)
ですので、日本での“お客様は神様です”という考えは捨てて下さい。
という事で、その<店員に気を使いましょうルール>に従い、
私は礼儀正しくしているのですが、それにしても、ちょっとこれはないだろう!
という出来事をお伝えしていきますね。
1.薬を買いにいったら、いきなり怒鳴られた!
これは、かなり強烈です。
恐るべし、オージーおばちゃん。
可哀そうな私は、中年巨体おばちゃんの八つ当たりの餌食にされたのでした。
(って、自分も中年だけどね~。)
海外生活は、疲れるわ~。
この事件があった3か月後に、この店は閉店しました。
オーナーは従業員を雇う際に、人を選んだ方が良いよ。という見本です。
ある日、ショッピングセンター近くのGP(一般医)に行った後に、
処方箋を貰ったので、GPオフィスの隣の薬局Aに立ち寄りました。
この薬は、製造者が10月まで作らないって言ったのよ!何度言えば、わかるの?
この薬は、無いのよ!(と、大きい声で怒鳴る)
は?
そんな話、初めて聞いたわ、知らんがな!
・・・と、言いたいのを必死にこらえて、怒りで腹の痛みを感じながらも
大人の対応をした私。
そこでGPオフィスに戻り、GPと受付に先ほどの出来事を伝えましたが、口惜しさのあまり、半泣きになりました。
何か良くない事でもあったのかしらね、彼女は。
受付を一緒によこすから、話あってみて頂戴ね。
という事で、受付と一緒に再び薬局おばちゃんの元へ。
受付と薬局おばちゃんで暫く話し、どうやら双方の勘違いが合ったという事で落ち着きました。
勿論、私への謝罪は一切ありません。
その後、他の薬局Bへ行くと、例の薬を容易に入手できました(笑)
そこの気の良いオジサンとお話ししていると、
オジサンはここのオーナーであるとの事でした。
そこで、従業員は慎重に選ばないといけないという事例として、
例の薬局おばちゃんの話をしたのです。
彼らは、その従業員の酷い態度を知らないだろうね。ちょっと気の毒だねえ。
でも、そのお蔭で君がうちに通うようになるとしたら、僕にとっては良い事だね、はははは。
今では、この薬局Bは私の行きつけで、行けばオジサンと楽しくお話します。
そして、もうあの薬局は閉店し、薬局おばちゃんとも二度とあう事は無いのですが、やはり、どう考えても意味不明であり、宇宙人との会話だったのです。
しかし、薬局に買い物に行っただけなのに、怒られるって・・・
これじゃあ、店が潰れるはずですよね。
2.オーストラリアのレンタカー ~返却時に怒鳴られた~
ケアンズに旅行に行った時の事でした。
ケアンズというと、熱帯雨林の気候やグレートバリアリーフ、それにキュランダ村など観光地が
思い浮かびますね。
そして田舎なので、のんびりとした穏やかな人達を想像しますね。
しかし、私は違った体験をしました。
これは、ケアンズ空港の●ーツレンタカーでの出来事。
返却時には、雨が激しく降っていました。
返却オフィスから、返却駐車場は少し離れていましたが、確実に目が届く距離です。
息子が1歳前後だったので、ベビーシートに乗っていましたが、ベビーシートから外すのに、少し時間がかかり、私はかなり濡れてしまいました。(レンタルのベビーシートのバックルが外れにくかったんですよ。いかにも安物でしたね)
目の前で同僚との楽しいおしゃべりをやっと終えた係員のおばさんが、随分と時間が経ってから傘を差しだしに来たからです。(3分位は経過していました。)
そこでムカついた旦那が、一言ボソッと、
喋ってばかりいないで、ちゃんと働いてくれよ。
と言い放ったのです。
(これは旦那の言い方も悪いと、私は思いましたが)
そしたら、そのおばちゃん、激怒です!
なんだい、あんた!あたしに文句があるっていうのかい?
文句があるなら、カウンターのマネージャーにでも言うんだね。
あたしゃ、あんたの文句なんか聞きたかないからね!
と、逆切れされました。
(旦那の言い方も悪かったけど、このおばちゃんの逆上の仕方も凄かったですね。)
そこで旦那は更にムカつき、マネージャーの元へ話に行きました。
マネージャー:
まあ、そんな事があったの。彼女は普段は良いワーカーなのよ。
きっと、虫の居所が悪かったのね。
じゃあ、discountとして20ドルをカードにチャージバックするので、それでどうかしら?
私は、旦那がどのように対応するのか興味深々でしたが、飛行機の時間もあるので、この条件を飲み、あっさり終了しました。
20ドルのdiscountでしたが、旦那は相手が非を認めたという事に満足したようです。
・・・さすが、オーストラリア。
客に舐められたら →倍返し!(by おばちゃん)
3.新車のベンツ購入時でも、飲み物が出てこなく、営業が約束の時間をすっぽかす(爆)
これ、マジでいい加減過ぎてビビるのですが、店名は伏せときますね。
夫が勤務する会社は、ベンツとコーポレート契約をしており、社員がベンツを購入する時に、特別割引が受けられます。
日本だったら、この場合、その会社の社員はお得意様扱いをされると思うのですが、全く違いました。
夫が2時にセールスの方と会う約束をしていたのですが、店を訪れていた時は、その方は、他の方の接客をしていました。
そして、他の店員から、彼は忙しいから、接客できないよ。
と言われたのです。
夫が、俺も忙しい仕事の合間をぬって、約束した時間に来ているんだけど?
というと、
あっそう。じゃあ、どの車種がいいの?と言い、お目当ての車の前に案内されると、その店員は車の説明もせずに、どうこれ?買う?
と、聞いてきたのです。
夫は、車を初めて見に来て、5分後に試乗もせずに1千万の車を買うって、どんな金持ちなんだよ!
と、怒鳴りたかった気持ちを抑えて、車の細かいスペックも知りたいし、試乗もしたいんだけど?
と聞くと、その店員から、今日は混雑していて、試乗するのに1時間は待つと言われたのです。
また、自分はセールスじゃないから、細かい説明も出来ないよと。しかも威張りながら(爆)
その為、後日にまた約束を取り直したのです。
後日、約束した2時に夫が訪れました。
そして、例のセールスマンは、やはり接客をしていて、20分遅れで現れたのです。
夫は、前回は時間通りに来たのに、すっぽかされたし、今日も20分待ったと皮肉を言いました。
しかし、彼は、謝りもせずに、“僕は忙しいからね、しょうがないよ。”と言われたのです。
まあ、ここで怒って他のディーラーに行けばよかったのですが、職場の近くなので、他に行くのが面倒臭かったんですよね。
とにかく、試乗して気に入ったので、購入する事になったのです。
そして、契約及び支払いと、車の納入の為に、今度は家族4人でディーラーに出向いたのです。
小学校低学年の子供二人が一緒にですよ。
なんやかんやで、2時間近くが経過しました。
夫は別室で、保険担当の人と話していましたが、まだ終わる様子がありません。
来店してから、2時間経つというのに、お茶も出てきません。
しかもただ車を見てるだけの客ではなく、私達は、支払いの客なのです。
子供の喉が渇いてきました。
私が、しびれをきらして、何か飲み物を貰えませんか?
と聞くと、やっとこジュースが出てきたのでした。
いや、これね。
日本だったら、軽自動車の購入だって、お茶位出るでしょ?
しかも、来店したらスグに!
ほんと、気が利かないというか、カスタマーサービスっていう概念がないわ、この国。
(サービスがいいディーラーも、たまにはありますけどね。)
因みに、この店は、立地が良いのでお客が頻繁に訪れ、納車も6か月待ちました。
つまり、サービスなどしなくても、客がバンバン来るので、サービスなどしなくても良いのです!
なるほどねえ。
これがオージー流で、いわく、効率が良い。とでも言いそうですね。
こんないい加減なのですが、欧米からは、日本は労働効率が悪いと言われているのですよね。
確かに、日本は過剰なカスタマーサービスを排除すれば、労働時間が短縮できるかもしれません。
細かなサービスが行き届いていますからね。
ここまで読んで、お気づきになられたでしょうか?
そうです。
オーストラリアは、働くのには、とっても良い国なんですよ!
店員の方が威張ってられますし、客からThank you を言われますしね。
って事で、店員に嫌な態度とられても、人種差別じゃない事の方が多いですよ!
誰に対しても、態度が悪いですから(笑)
このシリーズは、まだまだネタが盛りだくさんなので、また書きますね!
<追記>↓続編です。