夫の友人は、オーストラリアのニューサウスウェールズ州で、農場を経営しています。
ゴールドコーストから車で約1時間半。海にも近い場所にあります。
といっても、本業は不動産投資で儲けていて、農業は、健康を兼ねた趣味でもあります。
彼は、中東のバーレーンで20年近く働いており、年収は億を超えていたようです。
とにかく、農場に新たに自分でデザインしたお宅を立てたという事で、招待されてきました。
グラスフェッドオージービーフは、本当に牧草と干し草しか食べていなかった。
一歩、お宅に踏み入れると、スケールの大きさにぶったまげました。
なんじゃ、こりゃ~~
天井が高い~! 5.4メートルです!
リビングが広すぎる~!
リビング、ダイニング、キッチンの広さ、合計約150平方メートル。
ダイニングエリアしか写真に入りませんわ。
リビングは、家の外に出ないと、全体が入らない巨大さ。
そしてプール。
ここから見渡す一面の緑は、農場の敷地です。
で、本題のオージービーフ(ってか、まだ生きてる牛は、ビーフじゃないし)なのですが、記事にするつもりはなかったので、牛の写真は撮りませんでした。
さて、オージービーフ達なのですが、(だからビーフじゃないっての)放ったらかしです。
放っておけば、牧草を食べ、水飲み場で水を飲み、そして、気が付いたら妊娠して子牛を生んでいるのです。
牧草が足りない時は、干し草をあげますが、その他は特にやる事はないので、とっても楽なんだそうです。(個人で20~30頭位の牧場ですから、放ったらかしで良いのでしょうね。大規模農場で、もっと広大な敷地だと、もう少し大変そうですが。)
でも、子牛の出産時は、流石に獣医を呼ぶんでしょ?
と、思いますよね?
いやいや、放置です。この厳しい自然界に、獣医など不要なのです。
(管理された牧草地じゃん。というツッコミは無しで!)
子供は、勝手に産んでます。
そして、直にまた妊娠。この繰り返し。
殆どのメスは、お乳を子牛にあげている時点で既に、妊娠しているのです。
そして子牛達は、何週間かした後で、牧草飼育牛(グラスフェッドビーフ)として出荷されるのです。仔牛の肉は、Veal (ビール)と呼ばれていて、このビールの肉に特化しているのだそうです。
なんと、牡牛1頭に対し、雌牛が17頭。
ハーレム状態の牡牛は、正にストレスフリー!
牡牛は、1頭が良いのだそうです。
2頭になると、牝牛を奪い合い喧嘩を始めるのだそうです。
それにしても、働き者ですね。
オス1に対して、メスが17ですよ(笑)
って事で、次に生まれ変わりたいリストに、牡牛も入れとくといいよ!