この記事は、私が実際に前歯のジルコニアインプラント体を埋入をした体験レビューです。
私は、専門家ではありませんので、あくまでも一患者としての見解となります。
このたび、前歯の根っこが欠けまして、白いジルコニアインプラント体を埋入する事になりました。
さて、ジルコニアインプラントとここで私が言っている定義は、被せモノ(クラウン)がジルコニアなのではなく、インプラント体自身が、全てジルコニアで出来た、白いインプラント体です。
ストローマン社製のものを使用しました。
因みに、被せモノは、ジルコニアではなく、従来のセラミックを予定しています。
<更新情報>
今迄のインプラントの体験から、良い歯科医の選び方をまとめてみました。
お急ぎの方は、こちらをお読みください。
前歯のインプラントは、機能性だけでなく、審美性も大事
次の治療は3か月後で、その時にクラウンの色合わせなどを行います。今は、ジルコニアインプラント体を埋入して、様子をみている期間です。
この3か月の間に、もしも歯茎が痩せて後退するような事があれば、歯茎(歯肉)の移植をして、歯茎の後退を見えないようにカバーして審美性を高める。との事でした。
前歯は一番目立つ所ですから、この審美性というは、絶対に譲れない条件でした。
私は、この前歯のインプラントの一年以上前に、奥歯のインプラントをしています。
奥歯のインプラントについては↓
そして、とても快適なので、また同じ顔面外科医(歯科医師でもある)にお願いし、前歯の“ジルコニア”インプラントをしました。
<メリット>
1.前歯でチタンのインプラントだと、歯茎が少しやせて後退したら、
金属が見えて、見た目が悪くなる。
=>ジルコニアなら、白いのでさほど目立たない
2.チタンだと、歯茎が黒くなる可能性がある。
3.歯肉との親和性が高い(歯茎が後退しにくい)
4.メタルフリーなので、金属アレルギーにならない
5.歯垢がつきにくい
と、いい事づくめに感じます。
実際、奥歯はチタンのインプラントで、調子はいいのですが、やはり少し歯茎の後退が見られるのです。
ジルコニアだと、歯茎が後退しにくいらしいので、今回は、自分の体で人体実験してみました。
色々調べて、ジルコニアの方がメリットが多く感じたからです。
デメリットを言うならば、ジルコニアインプラント体は、チタンよりも高いです。
私は、オーストラリア在住ですので、こちらで治療して、被せモノのクラウン込みで6,000ドルでした。
日本でしたら、ジルコニアインプラントは、40~50万円位が相場だと思います。
(ストローマン社製だと、インプラント体自体が高いので、被せモノ込みで30万円台は、難しいと思います。)
因みに、今回は、抜歯後にインプラント即時挿入をしました。
前回の奥歯は、歯根周辺に膿が溜まって、顎の骨も溶けていたので、抜歯して組織を綺麗にし、骨の造成を待ってから、挿入したのです。
今回は、抜歯後に即時挿入したので、恐らく、骨を削る量が少なかったせいか、麻酔後の痛みも少ないです。
麻酔が完全に切れてからも、痛み止めは飲んでいません。(前回は、1週間痛み止めを飲み続けました)
それとも、ジルコニアが体に良く馴染むので、痛みが少ないのでしょうか?
事実は不明ですが、奥歯のインプラントよりも、快適なんですよね。
歯肉の治癒が早い気がします。
それでは、治療中ですが、前歯のポストの写真です。
この上に仮歯が被さった状態なのですが、仮歯は取り外しができます。
なぜ、前歯が折れたのか。経緯を説明します。
<経緯>
36年前に、前歯2本の神経を抜く。
当時、10歳でした。
↓
12年前に、前歯が欠ける。
幸いにも、歯根には影響がなく、クラウンを被せる。
↓
6年前に、赤ちゃんだった娘が、膝の上で飛び跳ね、頭突きを受けて、前歯のクラウンが欠ける。再度、クラウンを作り直し、被せる。
↓
現在:固いモノを食べていたら、パキっと鈍い音がして、前歯が前方に動いた。
出っ歯になっていたので、大慌てで、それを押し込んだ。(笑)
神経が無いので、痛みはなく、歯も定位置で落ち着いているので、暫く様子を見る事にした。
しかし、歯茎に吹き出物(オデキ?)のようなモノが現れ、膿をもっていたので、歯科医で検診をうける。
レントゲンの結果で、前歯の根っこが、ひび割れしているのを確認した。
隣の前歯は、今は大丈夫だが、いつ同じ事が起こってもおかしくないという、爆弾を抱えている。
やはり、神経を抜いた歯は、もろくなりますね~。
次に、子供に頭突きをされて歯が欠けたので、クラウンをやり直した事。
これも良くは無いですよね。
しかし、抜髄後に36年持ったので、感謝しています。
良く働いてくれて、ありがとう!
根管治療専門医で、歯の延命治療もできるの?
歯根にヒビが入っていましたが、根っこ自体は丈夫でした。
ですので、根管治療の専門医でエクストルージョンや再植治療が出来ないかと調べたのですが、やはり10年は持たないだろう(1年でダメかもしれなく、寿命は不明)という事で、適切な手入れをしていれば、何十年も使えるインプラントにしました。
根管治療専門の歯科医では、こういった通常では抜歯というケースでも、寿命を延ばしてくれる治療をして頂けるケースもあります。(奥歯のインプラントの時にも、根管治療の専門医に診て貰いました。)
しかし、保険外治療なので、高いんですよね。
奥歯の時は、延命治療が60万円。
今回の前歯では、延命治療が50万円。
というお見積りを頂きました。
しかも、何年持つという保証は全くできなく、1年でダメになるかもしれないと。
まさに延命治療なんですよね。
それならば、インプラントの方が良いなと思ったのです。
次回の治療は、3か月後になり、クラウンの為の型どりとなります。
その時に、もしも歯茎が後退していれば、歯茎の移植をしますが、多分、しなくて済みそうですね。
歯茎の色がいいんですよ!
隣の前歯のクラウンと比べると、歯茎がピンク色なんですよね。
この前歯は、純金のポストにすれば、歯茎が黒くなりにくいと言われたのですが、やはり少し黒くなりましたね。
今回のインプラントは、ポストもジルコニアですからね。
それも関係しているのだと思います。
この辺りは、個人差もあるみたいですけどね。
それでは、引き続き、前歯のインプラントの治療レポートを書いていきますね。
次は、3か月後に!
★Updated;続きは、こちらです!